まず、一言だけ民主党のマニフェストに言いたい。
各論の部分の文字が小さすぎる。あれではお年寄りは読めない。
視力1.5の私でも結構疲れた
まず、民主党のマニフェストは
「3つの約束」
「7つの提言」
「50の重点政策各論」
から成り立っている。
3つの約束と7つの提言をそれぞれ書き出すと以下のようになる。
約束1
「年金通帳」で消えない年金。国が責任を持って全額支払います。
約束2
安心して子育てできる社会。1人月額2万6000円の「子ども手当」を支給します。
約束3
農業の元気で、地域を再生。農業の「戸別所得補償制度」を創設します。
提言1 雇用を守り、格差を正す。
提言2 地球環境で世界をリードする。
提言3 中小企業を元気にして、日本経済を生き返らせる。
提言4 地域のことは地域で決める「分権国家」を実現する。
提言5 行政のムダを徹底的になくす。
提言6 医師不足を解消して、安心の医療をつくる。
提言7 主体的な外交を確立する。
約束1.「年金通帳」で消えない年金。国が責任を持って全額支払います。
政策各論では以下のように政策を提示している。
①全ての年金を例外なく一元化します。
②基礎(最低保障)部分の財源はすべて税とし、
高額所得者に対する給付の一部ないし全部を制限します。
③所得比例部分の負担と給付は、現行水準を維持します。
④消費税は全額年金財源(基礎部分)に充当します
また、社会保険庁に関しては
「社会保険庁は廃止・解体し、業務を国税庁と統合し、
歳入庁を創設します。
国税庁のもつ所得情報やノウハウを活用して未納をなくすとともに、
類似の業務を整理して徴収コストを削減します。
また税や保険料の納付や相談が一ヶ所で行えるため、利便性が向上します。」
としている。
また、年金記録問題については
「①社会保険庁解体までに、社会保険庁・自治体
がマイクロフィルム・紙台帳で保有する昔の
データを、現在使っているコンピュータのデー
タと照合して給付の基となるデータを正しくします。
②約1億人の年金加入者全員に保険料納付記
録を送付し、本人による納付履歴の確認を求めます。」
としている。
IRIE's EYE
宮崎哲弥氏が
「民主党は詰め切れていない。それが官僚が情報を出してないからだ」と述べていたが、
まさにその通りであるように思う。
さらに指摘をするならば、
支払い時効に関しては1つも触れていないのは私は遺憾に思う。
さらに、消費税全額を基礎年金に回すと言っているが
これはいろいろな識者が言うように無理がある。
そもそも基礎年金を税方式にした場合、
これまで納めた保険料はどうするのか?
運用を禁止する規定を作るならば、
現在積み立てられている150兆円はそのまま寝かせるのか?
など、結構な問題を含んでいるようにも思う。
しかし、そこがある程度クリアされれば問題はないようにも思う。
歳入庁案に関しても個人的には一部同意できるが、
社会保険庁の職員をそのまま移行するのは反対である。
必要最小限の人数に若干肉付けをした人数さえいれば
あとは余剰人員となるのだから、その余剰人員は別の道を作るべきだろう。
約束2.安心して子育てできる社会。1人月額2万6000円の「子ども手当」を支給します。
①扶養控除や配偶者控除、配偶者特別控除を見直し、
行財政改革の断行により、子ども手当(児童手当)を充実させます。
②子どもが育つための基礎的な費用(被服費、教育費など)を保障すべきとの観点から、
中学校卒業までの子どもに、一人あたり月額2万6000円を支給します。
③出産時には、保険給付による現行の出産一時金(約35万円)に加え、
国庫を財源として、出生児一人あたり20万円の助成金を給付し、
ほぼ自己負担なしで出産できるようにします。
④地方公共団体が設置する学校においては、
保護者、地域住民、学校関係者、教育専門家等が
参画する「学校理事会」が主な権限を持って
運営する制度に改革する。
⑤教員の質と数の充実のために以下の措置を実施します。
(1)教員が、その使命を果たし、職責を全うできるよう、
人員を確保し、養成と研修の充実を図ります。
教員の養成課程は6年制(修士)とします。
(2)教員の資格、身分の尊重、適正な待遇の保障については
国が責任を持ちます。
(3)教育行政の体系を簡素にし、現場の主体性を尊重することにより、
教員を煩雑な事務から解放し、教育に集中できる環境をつくります。
⑥高等学校は、希望者全入とし、無償化します。
⑦大学、大学院等の学生を対象として、
希望者全員が、最低限の生活費を含めて貸与を受けられる
奨学金制度(借り入れ限度額を年間300万円と想定)を創設します。
IRIE's EYE
「扶養控除や配偶者控除、配偶者特別控除を見直し」とある。
これは廃止の方向で見直すということだ。
これは自民党の政策と同じであるのが、見直した財源を子供の育児支援、出産支援に回すということだ。
平たく言えば増税をしようと言うのである。
私は賛成だ。
誤解を恐れず言うならば、子供のいない家庭に控除をする必要性はないと思うからだ。
産めない体の人には申し訳ないが、
これは一律に考えなければならない。
やはり、子供のいる家庭をある程度優遇する状況にしなければ
出生率の向上は望めないと考える。
この点は民主党はうまく踏み込んだと思う。
ただし、行財政改革による財政基盤の強化が必要十分条件であることは言うまでもない。
そこがこの政策唯一の問題点だろう。
その他の教育政策に関しては⑦に関しては同意、④、⑤、⑥は難しいと見る。
⑦は奨学金制度の充実はこれからの高等教育に
必要不可欠なものであると考えます。
特に自宅外通学を行う者の家計への負担はかなり高く、
これを普遍的に支援する制度は必ず必要であると考えます。
④に関しては、親の学校教育への介入は
現場の無用な混乱を生み、教師の仕事を無駄に増やす結果になるのではないか
と考えます。
現在のPTA制度で十分ではないかと思います。
主体的運営ではなく、諮問機関で十分であります。
⑤に関しては、教員養成6年はさすがに長いのではないか。
先の奨学金制度ときちんとリンクさせなければ、教員を目指す者の数を減らすことになりかねず、
他の分野からの転向者の門を狭めることになる可能性があり、賛同できない。
⑥は地方自治体の反対は免れないだろう。
それに全入ということは試験はどのように実施するのか?
具体策はこれからとは言え、姿が見えづらい。
約束3.農業の元気で、地域を再生。農業の「戸別所得補償制度」を創設します。
これは正直長い・・・。マニフェストを見ながらということを前提にお話しますと、
「戸別所得補償制度」はどこか社会主義的な政策の
様に感じられ、ちょっと問題がありますね。
条件をもう少し詰めた方がいいでしょう。
あとは、どうだろうなあ・・・。この分野に疎い私には少々難しいでしょうか・・・。
民主党の事実上の最重点政策を見ていきましたが、
何となくアメリカ民主党の政策を見ている気分でした。w
農業政策に関しては誰か書いてもらえないでしょうかね?w
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